書評

あのもっともらしく書いてある書評が嫌い。


物語は?
時代背景は?
どんなことを感じて、どんな事を思ったか。
自分ならばこうはしない。こうしたい。
表現が巧い、稚拙。
そういうものならば歓迎。


でもさ。
その本の中の登場人物一人一人をまるで本物の人間として扱って
(擬人化?何か違うけどそんなイメージ)
語りだす人々。
まるで、その人物を知っているかのように語る。断定する。


言葉に迷いが無い。
彼らの頭の中ではそのキャラクターの人格は固定しているような気がする。
「著作者の意図を全て受け取りましたよ」と言わんばかりの
その傲慢さ。


お前は国語の先生か?
気持ちが悪い。
著者が作り出した世界に足を踏み入れるな。
貴方がその本から受け取った人物像だけで、キャラクターを固定するな。
自分の中にも想像する余地を残せよ。


と、思った。
う〜ん。