DR-2510C レビュー

DR-2510C を購入。



実家に腐るほどある技術書に、会社に溜めておいた本が重なりニッチモサッチモいかなくなった。
しかし、捨てるのは忍びない・・・。
ということで、電子化を計画。

市場に出回っている高速スキャナの中から Canon の DR-2510C と富士通ScanSnap S510 を比較した。

製品の傾向としては、S510 は画像の品質が高く付属のソフトウェアの使い勝手が良い模様。DR-2510C は S510 に比べて画像の品質が低いものの、原稿の重送の検知機能が実装されている。


んで、自分が選んだのは DR-2510C。
何故か?
簡単な話で、原稿の重送チェックを目視でやりたくないから。
正直な所、一ページ一ページをチェックする等、考えるだけでオゾマシイ。
特に技術書は悲しいほどにページを重ねており一冊で人を殴り殺せる程だ。殆どの場合、無駄では無い所がさらに悲しい。そんなものを目でチェックするなんて何という無駄、拷問。
Web 上から致命的な欠陥を見ることも無かったし。

と、いう訳で、DR-2510C を選択しましたと。


実際の使い勝手は良好。
重送のチェックも今の所完璧に見える。
ただし、給紙が50枚毎なので結局スキャン中は張り付く必要があるのが悲しい所。後、重送が発生したら重送した紙を再度給紙する必要があるし。
300dpi を利用しているが、画質については、大きな問題を感じることは無い。
モアレ除去機能は利用しないほうが身の為。除去不要な線まで消してくれる。この機能を OFF にすると多少ながら取り込み速度も向上した。なんと無駄な機能か。
後は 600 dpi を使った場合に取り込み速度が非常に遅くなった事にも注意。体感で60%程度の速度かな?半分よりちょっと早いんじゃね?位の速度だと思ってくれればOK。

これと合わせて購入した業務用の裁断機も(その大きさと重さを除けば)中々で本を取り込む場合には必須だと感じた。
ただし、技術書等は業務用の裁断機を利用したとしても複数ブロックに切り離して裁断する必要がある為、規模の小さい奴を選んでも良かったと思う。
切り離す時には、本を大きく開いて背中からカッターを入れているが、これはそこまで大きな手間にはならない。今2回で済んでいる裁断が3〜4回に増えた所でそんなに手間では無さそうだ。

重送チェックが順調に働くと記述したが、その原因についても書いておく。

重送の原因のトップは、裁断機のカット部分が狭すぎて糊でくっついている事だった。これは、貧乏性でカットする部分を出来る限り少なくとったのが仇となった模様。1日5冊を取り込んだのだが約20回もあった。
しかし、本によっては糊が大幅に侵食している場合もあった。手抜き仕事?

ついで多かったのが、取り込み用の給紙ゴムにごみが付着して給紙能力が減った場合。1日利用して2回位かな?
ゴミの大半が本の糊部分が剥がれたものだった。結局貧乏性が今回の重送の大きな原因か。


と、とりあえず1日使ってみての感想はこんな感じ。
裁断機が大きすぎたについてはかなり大きな後悔が入っているが、スキャナについては満足。重送チェック機能をもっと露出すればもっと売れる製品だと思う。マーケティングがザルじゃね?
後は大きな寒波が押し寄せる前に何とか取り込みを終わらせなければ・・・。