バーコード頭

バーコード頭を見ると、何を恥ずかしげに隠しているのか?と言ってやりたくなっていた。ああは為るまい、禿げたら、剃るぞ位のイメージがあった。
・・・のだが。よくよく考えると、あれは、別に禿を隠しているものではないのではないか?

七三分けをご存じか?
頭頂約45度辺りから横に髪を横に流すあれである。良く見る必要も無くバーコード頭はその七三分けに非常によく似ている。
というよりは、あれは七三分けの成れの果てでは無いか?

長年連れ添った七三分けの髪型よ、頭頂が薄くなろうとも、私は君を見捨てない。寧ろ私を見捨てないでおくれ。
つまりこういった感じである。
彼らは、どの様な変化が身に起ころうとも髪型を変えるというアクションを取れないのだ。良く判らないから。面倒くさい、恥ずかしい、何て感じように身を任せて動こうとしないのだ。
もちろん禿は気になるが、ならばどうしたら良いのか検討もつかない。
仕方がないから、自分の手にある唯一の髪型で一生懸命に髪を撫でつける。

彼らにその髪型の見苦しさを指摘したいのであれば、冷たく、見苦しい等とあしらうのでは無く、もっと似合う髪型があるよと伝えてあげれば良いのだ。

もしかしたら彼らは、少し頬を染めながら、教えを請うてくるかもしれない。
何と、愛すべきおっさんか。
間違いない。自分は、気持ち悪くてその顔を蹴っ倒すだろう。


何てことを最近考えてた。本当かどうかは不明。
あぁ・・・暇だ・・・。