藤城清治光と影のファンタジー

 柄にも無く、美術館へ。
通勤以外でバイク使いたいなという思いと、新潟→長岡間の距離と、CMで見た影絵の怪しい雰囲気が絶妙にマッチ。
なれないバイクでひーこら言いながら見てきた。


 展示は影絵なので、後ろから光を当てて並べてある。
これが格別。
藤城清治の影絵自体は割と露出が多くてNHKの教育何かで特に目にした記憶があるのだが、テレビ等で目にする影絵とは趣がかなり違う。

 後ろから光を当てることで影の(光を通さない)部分が特に際立って、その影の領域が目を惹きつける。「光を当てる事で影がまた際立つ」なんて、ファンタジーの世界がそこに広がっていた。特に、原色を利用した絵についてはその落差に魅せられて鑑賞に長い時間を割いた。


 単に、印刷された絵だけでは得られない満足感があり。
時間があるならば、鑑賞の価値ありと思われ。
(ただし、点数が多くある割りに同じ雰囲気の絵が多量にあった。心惹かれないものについてはスルーするのが良いと思う)



時間を割いて満足した帰りは横風の強風・・・。
まじで死ぬかと思った。