屋久島旅行記25日

同行する4人が東京発で自分が新潟発である事、別の飛行機を予約せざるを得ない状況である事から途中参加する事にした。
4人はこの日から登山をするらしいが、自分は移動のみ。合流は翌日。


とりあえず、羽田へ移動し、飛行機で鹿児島入りする予定だったのだが、時間の設定を間違った。
余裕を見て16時頃の飛行機を予約したのだが、荷物が多すぎた事が災いして東京で時間を潰せない。
コインロッカーを多用するのも面倒で、結局、羽田に14時に到着。
・・・暇だ・・・orz

友人に勧めてもらった、石持深雪の「扉は閉ざされたまま」を読みながら時間を待つ。
飛行機は好きではない(ってか怖い)ので、かなり動揺しながら・・・って最初はドキドキしていたのだsが、本が面白くて、待機時間は飛行機の恐怖を忘れられた。(笑
さらに飛行機の中でも楽しい時間を過ごせたのだが、途中で読み終わってあとはガクブルだった。

そういえば、飛行機の着陸時に耳が痛くなる件、医者にかかったのだが、やはり症状発生。
ただし、前回よりもかなり症状は軽かった。

鹿児島空港からバスで1時間弱。鹿児島の都心部へ到着。
時間はすでに19時を回っており、観光は無理。それでも、せめて美味いものでも食べようとホテルの周りを散策する。
事前の準備等なにも無かった為、とりあえずコンビニに入りタウン情報誌を確認。

・・・牛肉と豚肉と鶏肉の事しか書いてないよ・・・orz

偏った情報誌の事はさておき、焼き鳥が美味しいんじゃないかと勝手に判断。
いくつか唾を付けたお店の中で、一番汚い店構えをしている所を選択した。
いや、汚いとかそういう感じでは無いのか。何だか怪しいと言った方が良い。
むき出しの店内を薄汚れた原色シートで目隠しをしている。

何故そんな所を選択したのかと言えば・・・やはり、その怪しさに色々と期待してしまったのだと思う。
自分が暮らしている一般的な所から、ほんの少し外れた場所に味やら出会いやらそんなものがあるんじゃないかと。
何とも若い選択方法だなぁ。

兎も角、お店に入る所から。
どこから入れば良いのか判らずうろうろして、シートの隙間から足を差し込む。
中を覗くと、中年のおっさん達がテーブルで野球中継を見ながら焼き鳥を食べている。
一瞬、お客さんとカウンター奥の女将さんが何事かと目を向ける。

女将さんに「いらっしゃい」と声をかけてもらうも、『うげぇ、場違いだ・・・』と思った瞬間、緊張してしまう自分。
とりあえず、店の隅に腰を据えてしまう。
余りにも隅過ぎたので、おっさんのとなりに席をずらすが、一言挨拶した後会話が出来ない。
地元の人と会話をしたかったんじゃなかったっけ??とか、あー、何を注文すりゃいいんだとか色々考えるも動けず。
何とか兎に角串の盛り合わせとビールを頼んでまた声を出せず。
なさけねーーwww

結局、何とかとなりのおっさんに声をかけられたのは出された串を全部食べ終えた時だった。

「もう一品頼もうと思うんですけど、何が美味しいですかねぇ?」
困った顔で、「いやぁ、何でも美味しいと思うよ。」俺、もう、赤面。
そりゃそんな聞き方したら、相手は困るよね。。。

焦って、新潟から来た事、鹿児島ならではのものが食べたいんだと告げると、遠方からの旅行者だった事も助かって、笑顔で、地鶏と、焼酎を薦めてくれた。

薦められた焼酎、銘柄は全然判らないのだが非常に美味しい。
しかし、何よりも印象に残ったのが、ポットからお湯割り焼酎が直接出てきた事。
蛇口からポンジュースなんてネタはあったが、ポットからお湯割が直接出てくるとは思わなかった。やるな鹿児島。

地鶏も非常に美味しかったのだが、軟骨も含まれているから歯ごたえが半端無い。
久しぶりにあごが疲れるほど噛んだ気がした。

この後、一度きっかけをつかめた事で、色々と会話が進んでくれた。
途中、店主も参加し、色々な話をする。
特に屋久島の話では、リアルな話を聞くことが出来た。
年中雨が降ることや、一瞬で霧が出てしまう事。ガイドを1万で頼める事等。。。

結局、かなりの時間話し込んでいた様な気がする。
・・・この辺が適当な言い回しなのは、焼酎が回って何時に帰ったのか記憶に事が原因だったりするw