村山由佳 / 夢のあとさき

これは土曜に読み終えた奴。

これで First Season 終了だそうで。
アメリカのドラマじゃないんだから等と思いながらも楽しんで読んだ。

大学生の主人公と、年上の従姉妹の恋愛物10作目。
章にジャズや古典ポップスの題名がついていて、その曲が主人公やその周辺の雰囲気を少し修飾したている事で、このシリーズの雰囲気を落ち着いたものにしている気がする。

1作目が出て15年も経っているらしい。
実は、雑誌で連載している頃から読んでいたりするのだが・・・あの頃の自分は何を思ってこれを読んでいたのか、全然記憶に思い起こす事が出来ない。
何だか、今の自分とは連続していない、断絶されている、純真な子だった様な・・・そんな感じ。

今作含めて、特にここ数冊では、「痛っ。」とか、「うげぇ、エグイ」とか思う内容が多かった。
見てられないと本を閉じる事数回。
少しリアルめな男の嫉妬が見られる本になっています。

最近こんな本ばかり買ってしまっている気がする。
変なめぐり合わせだな。